はっとうのおいしい梨

鳥取県八東の梨はとっても甘くて新鮮!!

はっとうの梨

甘い果汁をたっぷり含んでいる梨は、日本で栽培される果物の中でも歴史が古い果物です。
弥生時代にはすでに食べられていたと言われ、日本書紀にも栽培の記述が残っています。
江戸時代以降、品種改良が進み、その種類も増えています。
鳥取県でも、近年ようやく二十世紀偏重の梨栽培から脱却しつつあり、新しい品種が
次々と登場してきています。当店では、味本位で品種の特性を見きわめ、お客様に提供してまいります。
店長は梨5品種・りんご5品種などを自分の園で試作しています。栽培には大変なことも多いのですが、おいしい梨をおいしい時期に提供するには、自分で作って品種特性を把握するのが一番と思います。
8月の声をきくと梨本番。翌年4月ごろまでは梨の販売が続きます。

新水(しんすい)

新水(しんすい)
収穫時期 7月下旬 ~ 8月上旬
特徴 現在、はっとうで栽培されているされている赤梨の内で最も早く収穫できる品種です。 果肉はしゃきっと、ジューシーで、暑い季節に冷やして食べる際に、冷たさに負けない糖度を持つ梨ですが、 流通市場からはほぼ淘汰されました。 原因は、「梨」ということで二十世紀並の日もちがするととらえられたため、市場・仲卸・小売等の 各段階で、気温が高いところに置くと果皮が褐変しやすいことによります。 この梨をもう少し丁寧に扱ってもらったら、本来の実力を十二分に発揮したと思うと、残念です。 食べれる時期は7月末~8月上旬と短いのでご注意下さい。 生産者は限定1農家です。

真寿(しんじゅ)

真寿(しんじゅ)
収穫時期 8月下旬 ~ 9月上旬
特徴 八東フルーツ観光園で栽培しています。 果肉はやや硬めで、水分もたっぷりですが、適度に酸味があり日持ちがよいのが特徴です。青梨のおさ二十世紀(自家結実性の二十世紀=二十世紀の枝変わり)に赤梨の新水を交配して育成した、比較的新しい品種です。 食べた感じは、二十世紀とよく似た味ですが糖度は高いように思います。ただ、1点だけ難を言えば果肉がやや硬い感じが気にかかりますが。

幸水(こうすい)

幸水(こうすい)
収穫時期 8月上旬 ~ 8月下旬
特徴 いわずと知れた赤梨の代表品種。 糖度が高く、酸味は少なく、果肉はやわらかく、いかにも現代人向きの味。 八東では旧盆が出荷の最盛期です。お盆休みには大変よく売れてます。 八東選果場からの供給を受けて販売します。

新甘泉(しんかんせん)

新甘泉(しんかんせん)
収穫時期 8月下旬 ~ 9月上旬
特徴  筑水×おさ二十世紀。鳥取県園芸試験場により平成二十年に登録された新しい品種です。ユニークなネーミングとその高糖度により一気に有名になりました。  勝手な印象としては、ガキ大将というか非常に自己主張の強い梨です。この時期の梨としてはやや腰高で、(若木のせいか)肩の張ったような果形。茶色の中にわずかに緑色を含んだ果皮の色。二十世紀譲りのシャリ感を保ちながら、今までの梨にはない甘さ。「俺は甘いぞ!食ってみろ。」とでも言っているような気がします。   いずれにしても、鳥取県の8月下旬の梨の主役であることは間違いないと思います。

秋麗(しゅうれい)

秋麗(しゅうれい)
収穫時期 8月下旬 ~ 9月上旬
特徴 八東フルーツ観光園で栽培しています。 流通量の少ない希少な青梨。果皮が弱く人の手で選別すると、スレ傷がつき、そこが黒くなるので選果場を通じての販売がむずかしいためです。柔肌美人とでもゆうか・・・ 糖度が高く、果肉はやわらかくジューシーで、酸味はほとんど感じません。独特の芳香があり、果肉のやわらかさ とあいまって、とてもおいしい梨です。

秋栄(あきばえ)

秋栄(あきばえ)
収穫時期 8月下旬 ~ 9月上旬
特徴 八東フルーツ観光園で栽培しています。 八東に導入した当初は、水ナシ症状が出やすいことが災いし、せっかく植栽した木はほとんど伐採されました。 その後、袋掛け(袋の材質)により水ナシ症状が出にくくなること。他の品種の水ナシ症と決定的に違うのは水ナシ部分が苦くない(=りんごの蜜入り果とおなじ)ことが分かりました。 果皮はザラザラと硬く、この時期の赤梨のなかでは日持ちが良いことと「糖度が高く、酸味がなく、ジューシーで おいしい。」とリピーターが一挙に増えた品種です。自家和合性(交配が不要)で春先は多くの果実が着果するので、早めに摘果(=間引き)することによって、2L~3L級の梨に仕上げます。

二十世紀

二十世紀
収穫時期 8月上旬 ~ 9月下旬
特徴 二十世紀が鳥取に導入されて100年が経過しました。 なぜ、100年も作られ続けてきたかは多くの要因が考えられますが、豊産性・果実の姿(色を含め) 日持ちのよさ・果汁の多さなどが浮かびます。 もちろん、鳥取の土地・気候風土に品種特性が適していたことも大きな要因です。 はっとうでは、露地の二十世紀にさきがけて、ハウス栽培ものを8月上旬から出荷します。 お盆のお供えに姿よし、あとで食べてよし。根強い人気の品種です。 八東選果場からの供給を受けて販売します。

豊水(ほうすい)

豊水(ほうすい)
収穫時期 9月上旬 ~ 9月下旬
特徴 その名のとおり、果汁たっぷり、豊産性で400~500グラムになり、糖度も高く、適度に酸味もあって 9月を代表する赤梨です。 夜温が下がった時期の収穫でもあり、幸水よりは日持ちは良いようですが、秋栄には及びません。 当店では、20玉・24玉/10kgの大玉を中心に八東選果場からの供給を受けて販売します。 新水・幸水・豊水の3品種をまとめて「三水」ともいいます。いづれも親かその親に菊水をもつ品種です。 JAにいた頃に1本の木に3品種を接木して「三水」って当時の組合長ですが、茶目っ気がありました。

あきづき

あきづき
収穫時期 9月下旬 ~ 10月上旬
特徴 八東フルーツ観光園で栽培しています。 大玉で形がまんまるな姿から命名されたそうです。実際に食べたときに、計測した糖度よりも甘く感じる、 ある意味不思議な梨です。 甘さ・果汁の量・フルーテイな香りが高レベルでバランスの取れた品種です。特筆すべきは他の梨と比べて味のふれが少ないこと。どれを試食してもうま~い!安心して売れる梨だと思います。ただ、果肉も果皮も柔らかいので、扱いには細心の注意が必要です。 欠点は花芽がつきにくく、収穫量が少ないことですが、それならそれなりの技術的なアプローチはいくつか考えられるので特に心配はしてませんが…。

新高(にいたか)

新高(にいたか)
収穫時期 10月上旬 ~ 10月中旬
特徴  八東梨選果場からの供給を受けて販売します。 大きいものは1kgにもなる大型の晩生梨。晩生梨の中では果肉が軟らかめな品種で、香りがあって酸味が少なく 食べやすい品種です。  昭和2年命名。命名の由来は両親の品種の生まれた県の名だそうです。天の川×今村秋(新潟県×高知県)。 その関係かどうか、今でも高知県が新高の大産地として有名です。

新興(しんこう)

新興(しんこう)
収穫時期 10月中旬 ~ 11月中旬
特徴  八東梨選果場からの供給を受けて販売します。選果終了後は農家限定での販売とします。 大きなものは600gぐらいになります。甘みとともに酸味もかなりあり、味の濃い品種です。 果肉はしっかりとした歯ごたえですが、樹上で完熟させると、酸味もやわらぎ、果肉もいっそうジューシーになります。貯蔵性も高く、こたつで食べる梨。

王秋(おうしゅう)

王秋(おうしゅう)
収穫時期 11月中旬 ~ 12月中旬
特徴 ひとことで言うなら「清冽」が第一印象です。 平成19年秋販売開始。 噛んで飲み込んでから、すっと湧き上がってくる清涼感とさわやかな甘み。 これはきっと晩生の赤梨の代表格に成長すると確信しました。 当店では生産者限定で、オリジナル箱6個(1果重900g前後)入り3,500円から販売しています。 ただし、若どりすると青臭く甘みがありません。したがって完熟を待って収穫することと、 小玉果は味が劣るので、着果制限を推奨しています。 特徴的な形の理由は、西洋梨でなく、中国梨との交配によるものです。同時期の晩三吉と間違えないように ご注意下さい。味は全く違います。

愛宕(あたご)

愛宕(あたご)
収穫時期 11月下旬 ~ 1月下旬
特徴 もともと大果になる品種で2kgを超えるものもめずらしくありません。 晩生の赤梨のなかでは、最もポピュラーな梨といえます。 果肉はやわらかく、甘みがあり、独特の香りを持っていますが、酸味はほとんど感じません。 ただ、他の赤梨と比べると、果汁が若干少ないように感じます。趣味の分かれるところといえるでしょう。 当店では、生産者を限定して販売しています。

新雪(しんせつ)

新雪(しんせつ)
収穫時期 1月上旬 ~ 5月上旬
特徴 生産者は限定1農家です。 梨販売のアンカー。貯蔵性が高く、初冬に収穫しますが、販売の時期は翌年2月ごろからがメインです。 逆にいえば、収穫直後は少しかた過ぎるということで、ある意味追熟が必要な梨です。 春先暖かくなって水分の欲しいときに最適。 いかにも梨らしい歯ごたえ、水分、さっぱりとした味。


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