すいかの季節です
6月の鳥取県を代表するのは、なんといってもすいかとらっきょうです。特にすいかは、京阪神地方への出荷量において6月は鳥取が断然トップ。砂丘という農業に不利な土地を逆手にとった見事な産地づくりといえます。
すいかの味の決めては、実は5月の日照量。「山陰」という単語からは5月の気温や日差しの強さはイメージしにくいと思いますが、実は鳥取の5月は新緑がまぶしい、すばらしい気候です。5月の鳥取は日照量が全国4位だそうです。
話がそれますが、鳥取の二十世紀梨が産地として百年を越えて栽培してこれたのも、これと関係が深いんです。二十世紀梨の最大の病害:黒斑病を防ぐため、果実には大小2回、袋をかけますが4月中頃に受粉した果実が小袋をかける(5月中頃)までに雨が多ければ、黒斑病が果実に多発し、やがて落果します。梨の幼果が小さい時期が天候が安定し雨が少ないから、二十世紀梨産地として発展して来たんです。
今年の5月は例年以上に晴の日が多く、雨が少なかったのですいかのできばえは最高です。この機会に是非ご賞味下さい。宅配も受け付けております。